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夏の空は、まだ高く青いまま。 強い陽射しに目を細めながら歩いていると、不意に吹き抜ける風だけが少し違うことに気づきます。 暑さは変わらないのに、その風にはほんの少しだけ秋の気配が混ざっている。 お盆が近づく頃になると、季節はそんな小さな変化を重ねながら、ゆっくりと次の季節へ向かい始めます。 冷たい飲み物がおいしい午後。 木陰に入るとほっとする帰り道。 旅先で迎える少し早い夕暮れ。 夏を楽しみながらも、どこか秋を待ち始める。 そんな季節だからこそ、装いも少しだけ変えたくなります。 半袖では心地よく過ごせても、冷房の効いた室内や夕方の風には、何か一枚羽織りたくなる。 そんなとき、バッグにそっと入れておきたいのが、大判のリネンストールです。 さらりと肩へ掛ける。 首元に軽く巻く。 暑くなれば畳んでバッグへしまう。 必要なときだけ手に取り、季節の変化に合わせて心地よく寄り添ってくれる。 そんな気軽さも、リネンならではの魅力です。
今回ご紹介するのは、異なる表情を持つ二つのリネンストール。 ひとつは、イタリア製リネンレース生地 Muslin Delphi。 細番手のリネンで織り上げた軽やかなモスリンに、小さな花々がツタ模様に沿って咲く、繊細でやさしいデザインです。光を受けるたびに柄がふんわりと浮かび上がり、装いにさりげない華やかさを添えてくれます。
もうひとつは、ベルギー LIBECO 社のリネン100%レース生地 Nickel。 曖昧なニュアンスグレーが印象的な、落ち着きのある一枚。シンプルだからこそリネンの質感が際立ち、装いにも自然に馴染みます。 どちらのストールにもウォッシュ加工を施しているため、使い始めからやわらかく、肌に心地よく馴染む風合いに仕上げました。リネンならではのさらりとした質感はそのままに、ふんわりとやさしい手触りをお楽しみいただけます。 花柄の軽やかさを楽しみたい日もあれば、静かなグレーを選びたくなる日もある。 その日の光や風、その日の気分に合わせて選ぶ一枚。 そんな楽しみ方も、この季節ならではなのかもしれません。 |


